「夏にオススメ!ミネラル麦茶」なんていうCMをご覧になったことがある方も多いのでは?このミネラルは炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、食物繊維と並ぶ6大栄養素の1つです。ミネラルは、代謝、体の機能の調整、成長、身体機能の維持などに関わる大切な栄養素なのです。
ミネラルとビタミンは共通点もあるのですがその違いはと言うと、ビタミンは他の栄養素と違って、体の構成成分にはなりません、その代わりに、様々なな生理機能の維持に働いたり、エネルギーや体を作るための代謝に関わったりしています。ミネラルは、ビタミンと共通する生理作用や代謝があるだけでなく、他の物質を結合して骨や歯、血液成分や胃液、酵素のの材料として様々な臓器で働きがあるのがビタミンとは異なる点です。また、細胞内外の水分バランスを取るなど全身で働いています。
ミネラルは体内で合成されないため、食べ物からの摂取が必要なのですが、体内で分解されて失われることがないため、その必要量は微量です。ミネラルの中でも種類があり、その中の一つである、食塩に多く含まれる「ナトリウム」につては過剰摂取がむくみや、血圧の上昇を招くことが知られています。ただし、体内で有効に作用させるためには摂取量に最適範囲が存在しています。不足すれば体の機能を維持できませんが、取り過ぎは健康を損なうことにもなりかねませんので、適切な量を補給することが大切です。
ミネラルは、野菜、きのこ、海藻に多く含まれていますが、最近の野菜、きのこ、海藻は、昔に比べてミネラルの含有量が少なくなってきています。理由は、栽培時に堆肥でなく化学肥料を使うようになったりしたためです。化学肥料は、堆肥のようにミネラルが豊富ではないので野菜の栄養価が下がってしまったのです。さらに、美味しさを求めて行くうちに、栄栄養価が落ちてしいます。栄養バランスを考えて食事をしても、食べ物そのものに含まれるミネラルの量が減ってきてしまったので、必然的にミネラル不足になってしまいがちですので、サプリメントも利用しつつ食事によってバランスよく摂取できるようにしましょう