脳はたくさんの栄養を使う臓器です。精神機能を担っている脳は、生命活動の中枢であって多くの栄養を必要とするのです。食べた栄養成分のうち約20%が脳を動かすのに使われています。脳が使う栄養量には個人差が大きく仕事や勉強で脳をたくさん使う人は、より多くの栄養が必要だと考えられています。
精神機能を担っている脳が栄養不足になると、頭がボーっとしたり、意識障害、イライラする、キレやすくなる、またはやたらハイになる、不安定な精神状態になってくることがわかっています。これらの症状は精神疾患のようですが、実は栄養不足が原因で、脳細胞や脳内神経伝達物質がうまく作られず、脳からの指令が身体にきちんと伝わっていないために引き起こされているのです。
脳を正常に働かすためには、バランスの取れた栄養が欠かせません、しかし日本の医療では、脳と栄養状態の密接な関係はまだ浸透していないのが現実だそう。日本の医学部、看護学部で学ぶ栄養の授業時間は少なて知識が乏しく、それを友人の看護師は栄養を自ら学んで
実践していて一日中忙しい職場でも、疲れを翌日に残すことなく歳を重ねても健康に自信を持って生活しています。逆に栄養の知識に乏しく、◯◯制限や、特定の食べ物を禁止するダイエットは、栄養状態が著しく偏り、思考まで偏ります、本人は気が付いてなくても周囲から「以前より神経質になった」「考えが偏っている」など思われているケースが多いのです。やはり、摂取した20%脳で使われていることを考えると、栄養状態が脳に無関係がないはずがないのです。
脳の為にバランスの良い食事とは、特に生体を構成するタンパク質や、神経の動きに必要なビタミンB群を積極的にとりたいところです。食事が不規則になったり、食事の時間の間が長くなったりすると、次に食事でたくさんの栄養を蓄えようとします。このため、食事に時間を一定にすることは、身体のリズムを整えるためだけでなく、脳を安定させるために重要です。
栄養をバランスよく毎日充分な量を食べるのは、なかなか難しいとことだと思います。食事を大事にしつつも、良質なサプリメントを利用することも効果的です。