栄養(食事)のバランスが大事ってなぜ?

栄養にはたくさんの種類があって、それぞれの栄養素は単体では働らかないという特徴があります。あらゆる栄養素が揃わないと、正常な細胞はつくられないので、人間の生命の維持の為には栄養素がバランスよく摂られていることが不可欠でなのです。これらの栄養素が、体の中で協力しあって生命維持をしている様子を、アメリカのロジャー・ウィリアムズ博士(1893年〜1988年)が「命の鎖理論」と提唱しました。

栄養バランス

 

テレビなど、巷では、これを食べるとこんな効果があって良い。とかダイエットに効くとか色々なすぐ飛びつきたくなるような情報が溢れています。ある食材が、体に良いとテレビ放送されるとその翌日のスーパーでは売り切れになっていたり・・・断片的な情報に踊らされていては、本当の健康な体を作ることはできないのです。

 

健康な身体とは=(イコール)病気ではない。ではなくて本当に健康であれば、疲れやすい、疲れが残る、風邪をひきやすい、冷え性、むくみがある、集中力がない、アレルギーがある、頭痛になりやすい、不眠、等にはなるはずがないのです。「本当の健康」を意識して対策や改善をすれば、身体の状態は確実に向上していきます。

 

本当に健康な身体にするには、あらゆる栄養素をまんべんなく取り入れる必要があるのですが人間の身体に必要な栄養素が全て揃った万能な食べ物はありません。正常な細胞を作るには色々な食べ物から栄養素を摂ることが必要なのです。

人間の身体を作る栄養素は、大きく分けて炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5つ。さらに、それぞれの栄養素の中にもたくさんの種類があります。

 

野菜_栄養素

 

例えば、筋肉や皮膚、臓器のもとになるタンパク質は20種類のアミノ酸の組み合わせで作られています。このうち9種類は体内で合成できず食べ物から摂取しなければならないため「必須アミノ酸」と呼ばれています、必須アミノ酸を摂取できるのが、肉、魚、大豆など一般的に「タンパク質が豊富」を言われている食べ物です。また、一口にタンパク質と言っても肉に多く含まれるタンパク質と、魚に多く含まれるタンパク質の種類が違うため、必要なアミノ酸をまんべんなく摂取するには色々な食べ物を組み合す必要があります。しかもアミノ酸摂取で意識しないといけないのが、アミノ酸を使ってタンパク質を合成する時、20種類のアミノ酸のうち1番少ないアミノ酸の種類に合わせてタンパク質が合成されます。残ったアミノ酸は使われずにただ無駄になってしまうのです、アミノ酸バランスが悪いと、十分にタンパク質が作られないのです。だから9種類の必須アミノ酸は食事からバランスよく摂取する必要があるのです。